コラム

2025年10月26日

🇻🇳 日本人男性が知らないベトナムの“一緒に暮らす”当たり前 〜ルームシェア感覚・両親同居事情〜

こんにちは!
アジア国際結婚学院のスタッフです😊

「結婚=二人で暮らす」という前提で考えていると、ベトナム出身のパートナーから『親と一緒に暮らしたい』と言われたとき、驚く方が多いようです。しかし、ベトナムではそれが“当たり前”であり、経済的な理由だけでなく、文化的・倫理的な価値観から来る選択です。本稿では、その背景を深掘りするとともに、実際に日本の暮らしで生じやすい摩擦と解決の方法を具体例つきで紹介します。


🌏 なぜベトナムでは「一緒に暮らす」のが普通なのか?

  • 🧩 家族中心の価値観:ベトナム社会では「家=個人よりも重要」。結婚は個の結びつきではなく、家族と家族の結びつき(“家と家”)と考えられる場合が多いです。

  • 🤝 相互扶助の伝統:親の介護や孫の保育、冠婚葬祭の準備など、生活の負担を世帯内で分担する慣習があります。

  • 💸 経済合理性:若い世代でも住宅費や生活コストを抑えるために多世代同居を選ぶことが一般的。都市部ではルームシェア的な居住形態も増えています。

  • 🧬 親孝行/役割意識:特に長子(長女・長男)には親を近くで見守る責務が期待される文化が残っています。

これらは「伝統」「経済」「倫理」が交差した結果であり、単に“親に依存している”だけではありません。家族を基盤にした安心と互助の仕組みなのです。


🏠 日本との暮らし方の違い:具体的な“当たり前”一覧

以下は、日常でよく見られる違いです。

  • 📌 居住形態:若い夫婦でも親と同居する、あるいは同じ建物・敷地内で近くに住むケースが多い。

  • 📌 家計感覚:「家族の財布」概念が根強く、収入の一部を親や兄弟に回す習慣がある。

  • 📌 意思決定:重要な決定(引越し・子どもの教育方針など)に対して親の意見が強く反映されることがある。

  • 📌 プライバシーの感覚:日本ほどプライベートの線引きをしないため、来客や行動に対する許容度が高い一方、日本人にとっては“詮索”に感じる場合も。


⚠️ トラブルになりやすい実例(ケーススタディ)

以下は実際によくある摩擦例です。対応のヒントも併記します。

ケースA:義両親の毎週の訪問がストレスに
→ 対処例:訪問頻度・時間帯を二人で決め、義両親に「この日は家族の時間にしたい」と丁寧に伝える。調整案(週1回の夕食など)を提示すると受け入れられやすい。

ケースB:妻が収入の一部を実家に送金している
→ 対処例:まず「何のために」「頻度」「金額」を聞く。感情的に否定するのではなく、家計の全体像を共有し、家計ルール(貯金率・仕送りの上限)を一緒に作る。

ケースC:義両親の価値観で子育て方針が変わりそう
→ 対処例:夫婦で「我が家のルール(教育方針)」を文書化(簡単なメモでOK)して、義両親に説明。尊重しつつ、夫婦の主導権を明確にする。


「話し合い」で合意を作る——実践ワークフロー(5ステップ)

国際結婚での同居問題は“予防”が重要です。簡単なワークフローを用意しました。

  1. 🗓 事前にテーマを決める:住居・家計・子育て・介護の順で話すと整理しやすい。

  2. 🧾 事実を可視化する:収入・固定費・送金額・将来の支出(教育・介護)の目安を一緒に書き出す。

  3. 🗣 双方の“譲れない点”をリスト化:たとえば「毎週義両親と夕食は不可」「月一回までは送金可」など。

  4. 📝 合意事項を文書化(メール・メモで可):口約束は曖昧になりがち。簡単なルールを残すだけでも効力大。

  5. 🔁 定期レビュー:半年に一度、家計や同居ルールを見直す時間を設ける。


💬 使えるフレーズ集

初期の話し合いで使える、日本語の例文を実務的に用意しました。

  • 「将来のことを一緒に決めたいから、家計の数字を見せてくれる?」

  • 「お義父さん・お義母さんがそばにいるのは心強いですね。ただ、僕たち夫婦だけの時間も大切にしたいです。週に◯回は家族の時間、◯回は義実家の時間にしましょうか。」

  • 「仕送りの理由と頻度を教えてほしい。家計の全体像を見て、無理のない範囲で一緒に考えたいです。」

  • 「子育ての方針は、まず僕たち夫婦で決めて、必要なときに相談させてください。」

これらは“否定ではなく提案”の形になっているため、相手のプライドを守りながら合意を作りやすくなります。


🧭 同居を選ぶ・選ばないで得られるメリットと注意点

  • 👪 同居を選ぶメリット:育児・介護の協力、生活費の分担、家族のつながり強化。

  • ⚠️ 同居の注意点:プライバシー確保の工夫が必要、義両親と価値観が合わない場合の摩擦、家事分担の不均衡。

  • 🏠 別居(核家族)を選ぶメリット:プライバシー・自主性確保、生活ルールの自由度。

  • ⚠️ 別居の注意点:義親側の期待への配慮(帰省頻度・仕送りなど)をどう調整するかが鍵。


🧾 具体的に決めておくべき「同居ルール」

  • 📍 住居の所有・賃貸の名義(誰が契約するか)

  • 📍 家賃・光熱費の分担比率(%でも金額でも可)

  • 📍 食費の分担と買い物ルール(まとめ買い・別会計など)

  • 📍 家事の分担(料理/掃除/洗濯/子守)

  • 📍 来客・自由時間に関する取り決め(夜の訪問は何時まで等)

  • 📍 仕送りルール(対象・目的・上限額)

  • 📍 緊急時の対応フロー(病院、介護の方針)

  • 📍 定期的な家族会議の頻度(例:3ヶ月に1回)

これらを紙に書き出すだけでトラブルは格段に減ります。


🔍 よくあるQ&A

Q. 「義親が同居を望む場合、断るのは失礼?」
A. 文化的背景を尊重しつつ、夫婦で「現実的な理由(仕事、住宅事情、子育て)」を説明すれば理解を得やすいです。代替案(近居・週末同居)を提示すると角が立ちません。

Q. 「送金を完全にやめさせることは可能?」
A. 直接の禁止は反感を買います。家計に無理があるなら、まず金額と目的を把握し、上限や優先順位を話し合うのが現実的です。


🌸 まとめ:理解→可視化→合意が最短ルート

ベトナムの「一緒に暮らす」文化は、支え合いや親孝行の現れです。一方で、日本的なプライバシーや家族観とのズレは現実的な摩擦を生みます。解消のカギは、

  1. 🧠 背景を理解すること(なぜそれが“当たり前”なのか)

  2. 🔎 数字と事実を可視化すること(家計・住居・役割)

  3. 🤝 合意を文書化して定期的に見直すこと

この順で進めれば、多くの問題は「話し合い」で解決できます。国際結婚は「二人で作る新しい家族の形」。文化の違いを武器ではなく資産に変えていきましょう。


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